キケンな同窓会

キケンな同窓会

以前、住んでいた土地で仲良くしていたママ友から、久しぶりにメールをもらいました。

新学期も始まったことだし、子どもたちの近況報告かしら?と思いながら読んでみると、

「この話は絶対、誰にも秘密にしておいてね」

との意味深な言葉が……。

『泊まりがけで高校の同窓会に出かけたら、昔、好きだった人から口説かれてしまった。

子どもが三人もいる私だけれど、いいのかしら?』

……とまぁ、こんな内容。

これって、「不倫してもいいのかしら?」って私に相談してるってこと?

そんなこと私に訊かれてもなぁ……。

正直、「半年ぶりのメールがこれか!?」とガックリきちゃいましたが。

よその家庭のことなんか知ったこっちゃないので、したけりゃやりゃいいじゃん、と突き放したくもなったのですが、

『おたがいに家庭があるのだから、ここはひとつ、妄想だけにとどめておいた方が……』

とごくごく常識的な返答を送っておきました。

私自身、同窓会には積極的に出席してしまう人間なのですが、そこで新たな恋が芽生える……なんて展開はありえません。

「中身が全然変わらないねー」

と感心されたあとで、必ず、

「年相応に老けたけど」

と突き落とされて終わり、です。トホホ。

久しぶりにときめくような出来事があった彼女ですが、実は出産のたびに体重が増え、今では独身時代から20㎏増。

だんな様からは「結婚詐欺」だと言われているとか。

こんな彼女を前にして、

「子どもが三人いてもかまわないから」

と言える男もなかなかスゴイと思います。

世のお父さん方へ。

日頃、女を忘れて家事育児に忙殺されているように見える奥様にも、実は恋愛願望があるのです。

「同窓会に行く」なんてうきうきしていたら、要注意かも知れませんね~。

朝ごパン

新婚の友達の家に泊まりがけで遊びに行ったときのことです。

夜遅くまで飲んでいて、

「何時まで寝ててもいいからねー」

という彼女のお言葉にすっかり甘え、目が覚めたのが朝10時。

起きてくると、彼女とご主人はダイニングで遅い朝食をとっているところでした。

「ごめんねー。お先にいただいてまーす」

お皿の上にはスクランブルエッグをのせたトースト。

マグカップには湯気を立てているスープ。

ごくごく一般的な休日のブレックファーストでした。

「あなたも食べる?同じものでいい?」

と訊かれてうなずくと、すぐに支度をしてくれる彼女。

ブルーベリージャムのようなものをパンに塗り、その上にスクランブルエッグをのせてトースターに入れた……ように見えたのですが、何やら様子が変なのです。

「うっ」

何なのでしょう。この強烈な磯の香り&発酵食品の匂いは……。

トーストされた物体を見て、仰天しました。

ブルーベリージャムかと思ったのは、海苔の佃煮「ごはんですよ」。

スクランブルエッグかと思ったのは、ひきわり納豆。

さらに、スープかと思ったものは、昨夜の残りの味噌汁だったのでした。

「う、うそだ……」

和風のものを洋風にアレンジして食べる、という話はよく聞きますが、その逆はあまり聞いたことがありません。

さらに、パンに日本古来の食品をのせてトーストする、などという柔軟すぎる発想は私には理解不能でした。

彼女によると、朝は毎日のようにこのメニューなのだとか。

「栄養あるし、安上がりだし、手間はかからないし、飽きないでしょ」

……いや、毎日とくればさすがに飽きるよ……。

ていうか、パンじゃなくて飯炊いてくれ!!

 

新婚らしく、かいがいしく世話を焼いてくれる彼女を後目に、

「白いほかほかのごはんが食べたい……」

と猛烈に思った日曜日の朝でした。

キケンな同窓会